総解説

究極のパワースポット酒の世界へようこそ!!

秋山 真人

ゑ砢胡 - 飛竜乗雲 - プロデュース・監修

静岡県出身。国際気能法研究所代表。精神世界(スピリチュアル)超常現象、超能力の分野で研究、執筆をする。世界及び日本の神話・占術・伝承・風水などにも精通している。これらの関連著作は60冊以上。2001年ステーブン・スピルバーグ財団「国際スターライトファウンデーション」で多くの著名人と絵画展に参加、画家としても活躍。映画評論、アニメ原作、教育システムアドバイザーとマルチコンサルタントとしてITから飲食業界まで、さまざまな分野で実績を残している。コンサルタントや実験協力でかかわった企業は、サムソン、ソニー、日産、ホンダなどの大手企業から警察、FBIに至るまで幅広い。現在、公開企業イマジニア株式会社顧問他、70数社のコンサルタントを行う。

秋山眞人の開運相談室
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究極のパワースポット酒の世界にようこそ!!

「富士は、日本最強にして最大のパワースポットである。」
最近、この言葉を提唱しても、異議を唱えられることは少なくなりました。富士山を神秘の対象として見たり、富士講などを中心とした、いにしえからの「救いと信仰の御神体」と見る発想は、ある意味、誰もがどこかで感じたり、触れたりしたことがあるやもしれません。
さらには、70年代あたりから、精神世界がブームになり、富士山には異界の入り口があるとか、UFOの基地があり、時々、その出入りが見られるなど、不思議な話は尽きないものです。comment
富士は、奥深いロマンと神秘の味わいを秘めた場所であり、日本画の巨匠、横山大観は四季に応じて、さまざまにその麗姿の変化を水墨画や彩色画で数多く表現しています。

しかし、これだけ親しまれていると思われてきた富士山は、日本の神話古伝書にほとんど出てまいりません。國學院大学神道学科で学ばれた戸矢学氏はその著書『富士山、2200年の秘密』の中で、このことに触れ、富士山が古事記にも日本書紀にもまったく出てこない理由を、富士山は禁忌(taboo)であったのではないかとまで指摘しています。 

今回、この素晴らしい日本酒を提供していただいた酒蔵も、実は、この富士山の秘密にまつわる不思議なものが伝えられています。それは、廃仏毀釈の時代、多くの仏像が捨てられたり、処分されたりする国家的宗教変革期に、実は多くの、力を秘めた貴重な秘仏が富士山に遺棄された事実があります。その中でも、特に貴重なものが富士山周辺の限られた旧家に秘蔵されており、実はこの酒蔵の奥深くに、これらの仏像が多数安置され、守られていたのです。 このお酒のプロデュースを奇縁として、私はその仏像を前にプロデュース用の写真を撮らせていただくことを許されました。本当に、体ごと繭に包まれていくような不思議な感覚を得たものです。 

では、なぜ廃仏毀釈の時代に多くの仏像が富士山周辺に遺棄されたのでしょうか。実は、古来から、富士山は神々しい世界、もっとも神聖な国津神、天津神とつながり、地球、宇宙と直結するような強力な見えない世界へのゲートであると捉えられるのと同時に、多くの先祖や秘められた縄文以前の地母神とつながる黄泉の国へのゲートともつながっている、とされてきたのです。富士山のパワースポット信仰には、神聖さとつながり、巨大な願望実現力を得ていきたい、何よりも深い癒しの泉を体験したいという想いと、その力があまりにも大きく強く、奥行きがあり、人智及ばざる境地であるとする畏怖が同居していると言いかえることもできるでしょう。

秋山真人

実は、私は80年代に精神世界のガイドブックを世に出し、日本では、文献上、初めて、そこに行くだけで癒されたり、宇宙とつながる感覚になったり、願望実現がスムーズになるというような空間(場所)が存在するという、パワースポットの概念を提唱しました。
今でこそ、パワースポットという言葉は、さまざまな旅行雑誌の中で踊り、神社仏閣においても、パワースポットの看板を掲げるところが増えてきたという現象は微笑ましさと同時に苦笑をも禁じ得ません。 秋山はパワースポットという言葉で深遠な場所を軽く捉えられるようにしてしまったと批判されることが多々あったからです。
しかし、結果は、廃れていた多くの秘境パワースポットに光が当てられ、何よりも増して、老若男女すべてが神聖な場所をパワースポットとして捉え直し、触れ、親しみ直すという現象が起きたのです。

そもそも、日本は、空間信仰中心の哲学を持った国であったと思われる証拠が、歴史書に数多く残っています。日本中にある多くの神社は、その奥の院が必ずといっていいほど、「山」に置かれています。寺院にしても、多くは、正式名称を調べてみると、●●山●●寺と表記されている所がほとんどで、日本仏教の根底にも、山という場所からご利益をいただく、ご守護をいただくという信仰があったようです。

実は、世界に目を向けても、人類の山を信仰する思いは強く、紀元前5000年ほど前に、アジア、ヨーロッパに限らず、世界中に巨石を積み上げられた人工造山が同時に造られ、エジプトの砂漠の中心にあるピラミッドは皆さんもご存知の通りです。エジプトの人々は、山の力に飢え、とんでもない労力と犠牲を払って砂漠にたくさんの山を造ったのです。山はさらに太陽という偉大なる宇宙神につながる場所とも考えられました。
以前、90年代にエジプトを旅したとき、ギザのピラミッドよりも古い時代のピラミッドを訪れたとき、その小さなピラミッドの上部に巨大な光の柱が撮影されたことがありました。山は確かに偉大な宇宙力とつながるコンセントであると感じたものです。山で、過去、古代の先祖の精霊と、宇宙・太陽の意志、すなわち宇宙神が出会う場所なのだというのが私の直感でした。

さらに私は、80年代初頭から、富士山周辺で精神世界好きな人々とよく集まって、とにかく理屈抜きで、富士山周辺の見えない力を感じ、心を開放しようという集まりをよくおこなってきました。そのおかげで、富士山周辺の古老や地元の歴史家から、さまざまな貴重なお話を伺うことができたものです。

地元の研究者で放送局のオーナーであった加茂喜三氏は、富士山周辺に愛鷹山を拠点とした高度な巨石構造を建築した文化があったということを力説されていました。たくさんの傍証を収集され、それを『愛鷹の巨石文化』『木花咲耶媛の復活』などの多くの著作にまとめられ、結論として、古代日本の王都が富士山麓にあったと断言しました。
私は、何百という人々の取材を得て、加茂氏の説がどうしても荒唐無稽なものだとは思えなくなってきました。実際に、たくさんの謎の石のモニュメントが富士山周辺に広く点在し、まさしくそれは、聖なる結界を守るように歴史を今も見つめています。

『富士霊異記』を昭和49年に出版された泉昌彦氏は、その本の中で数多くの富士山神秘伝説に触れています。その冒頭で、氏は、富士山は天孫降臨の聖地であり、それが今の原日本人につながるということを記した神武天皇以前の書、富士文庫に触れています。これは、富士山浅間神社の宮司の一族に伝承された文献であり、なんと85年代、6000年間もの記録があり、富士山をその舞台として栄えていたと克明に記されています。 

さらに富士山周辺には、興味深い神話が多く、日本武尊は東方遠征の道すがら、富士山の剣丸尾において、徐福の子孫、福信の一派と戦になり、草薙剣の威光で撃退し、富士山を大塚の丘で遥拝し、河口湖の鵜の島で凱旋式を執りおこなったという話もあるといいます。 また、聖徳太子が馬で富士山に駆け上ったという話や、富士山には多数の地下洞窟があり、それは神奈川の大山や江ノ島などとも地下水脈で繋がっているなどという話も残っています。

先ほどの話の中で登場した徐福は、中国から皇帝の命を受け、不老長寿の薬を探査して、富士山まで辿り着き、それを見つけたという話は大変有名ですが、これも、富士山周辺には金や希少鉱物などの珍しい石の産出が見られ、それに添うように、こけももなどの希少な薬草なども数多く群生しており、その裾野に神秘の樹海をたたえており、徐福の長寿薬探査の話も、何か重要なネタ元があったのではないかと思われます。

さらに不思議な話に分け入れば、富士山には特殊な富士狐という霊獣がおり、しっぽから火を出して人を騙すという話や、精進湖には河童がおり、魚捕りをしていた旅館業を営む地元衆が近代になってからも、河童を見たという目撃談もあり、茅ヶ岳には180年ほど前に、山夫と呼ばれる半身半獣の雪男のような存在があったという話も克明に記録が残っています。

 富士山は天狗伝説のメッカでもありますが、さらには、文化の頃から、光もの、空飛ぶ傘が目撃された記録が延々と残っています。それと並行して、何度も白い毛のようなものが大量に空から降ったという記録があり、これは、海外のUFO伝説にも近代において、まったく同様の話が報告されています。この現象は海外では、エンゼルヘアーと呼ばれていました。

日本で最も長くUFO研究団体を指揮した久保田八郎氏によれば、昭和40年代後半から、富士山周辺のUFOの目撃記録は急増し、窓のある円盤を見たという貴重な報告もあったようです。富士山五合目付近で雲から出たり入ったりする真珠のような白銀色のUFOを8ミリカメラで撮った人がおり、NHKや日本テレビでも広く放送されました。

この限られた紙面では語り尽くせぬほど、富士山は神秘伝説の宝庫です。
実は、かぐや姫伝説の源流も富士山であったという話すらあります。やはり富士山は、見えない世界とつながり、宇宙とつながっている。私はそう信じてやみません。
何よりもまして、静岡県人である私は、富士山周辺を幼少期から歩き回り、その力を全身で体感してまいりました。特に、富士山のそこここで湧き出す清水は、喉の乾きを潤すだけでなく、魂そのもの、霊性そのものを洗い清めるようなヒーリングパワーを幾度となく感じたものです。

その水を原材料とし、富士山周辺で静かに流れる時間を吸収したこの酒は、神秘なる力水として、自信を持って皆様にお薦めする次第です。

実は、今までにも、お酒とスピリチュアルなパワーとの関係をプロデュースして宣伝してくれないかというお話は何度か関係者からいただいたことがあります。私は、お酒は好きですが、お酒そのものというよりも、それを飲む空間、お酒にまつわる物語、関わる人、歴史を飲むという感覚を持っています。
その意味においては、なかなか、これだ!と思う名酒に出会えないできたかもしれません。今回、本当に愛情のある素敵な方々との出会いにより、このお酒に導かれる運びとなりました。

他人様を癒すのが仕事でありながら、自分の心の疲れが溜まりやすくなったと感じていた私が、この日本酒で、本当に薄皮がむけるように、開放的な安らぎをテイスティングの段階から深く感じられたことは、企画者でありながら、もったいないほどの幸福感を体験させていただいた思いです。このお酒、完成までのさまざまなシーンを思い浮かべながら、一生飲み続けさせていただきたいと思います。(笑)

皆様も、ご自宅にいながらにして、富士山のパワーの源泉に包まれ、さらに共鳴し、深い酔い心地をお楽しみください。皆様の開運と幸多き人生をあらためて強く強く祈念して感謝の言葉にかえたいと思います。

秋山 眞人

ゑ砢胡×飛竜乗雲

【深緋】KOKIAKE  

 300,000円(税別)

【琥珀】KOHAKU  

 150,000円(税別)

【國酒】KOKUSYU  

 35,000円(税別)